見えないけれど、ちゃんと家計に貢献してる。専業ママの“心の家計簿”

やさしい家族のつながり方

「私、今の生活で家計に貢献できてるのかな?」
ふと、そんな風に考えてしまうことがあります。

夫の収入だけで生活していると、一馬力のプレッシャーを感じることもあるし、「自立していない自分」みたいに感じてしまう時もある。
そもそも“自立”って何なんだろう?と自分に問いかけたくなる瞬間も少なくありません。

もちろん、妊娠中や子どもが小さい時期は、家のことだけでも正直いっぱいいっぱいになる日もあります。
それなのに、資本主義社会の中では「収入=価値」みたいな感覚がどうしてもつきまとってしまう。SNSを見れば「主婦でも月〇万円稼げました!」なんて投稿がたくさん流れてきて、いつの間にか焦りや不安が湧いてくる。
「稼げていない私はダメなのかな…?」そんな気持ちになってしまうことも、正直あります。

在宅ワークをしている今も、まだ収益化が安定しているわけではありません。だからこそ「今は在宅で少しずつ準備中です」と答えつつ、あまり深掘りはされたくないな…と思ってしまう自分もいます。でも、そんな私の気持ちも夫は理解してくれていて、だからこそ少しでも収入が出た時は「1000円でも嬉しいね!」と一緒に喜んでくれることが本当に支えになっています。


「家計に貢献していないわけじゃない」と思える理由

そうは言っても、家計に全く貢献していないとは思っていません。

たとえば、固定費の見直しや家計の整理。夫婦で家計管理をしていて、家賃交渉で固定費を減らせたことや、スマホ代を見直して格安SIMに変えたことなど、日々の積み重ねは確実に家計の安定につながっています。

そして何より、子育ての中で「私が家にいるからできていること」もたくさんあるんだと感じます。
夫の急な出張や残業にも柔軟に対応できるのは、私が今家にいるからこそできること。両親が遠方にいて、子育てのサポートをすぐに頼める環境がないからこそ、夫婦で支え合ってここまでやってこれたと思っています。

子どもが小さいうちは特に、誰かが“家を回す役割”を担わないと回らない部分がたくさんある。
それも立派な「見えない家計貢献」なんだと、自分に言い聞かせるようになりました。


稼ぐことだけが全てじゃないけど…

もちろん、少しでも収入が生まれた時は素直に嬉しいです。
「少しでも夫の負担を減らせたかな」「これで少し余裕ができるかな」と思うと、やっぱり自分でも前向きな気持ちになります。
だけど、“お金だけ”が家計の貢献じゃないと今は思えるようになりました。

子どもが成長していく中で、これから先また新しい悩みや課題が出てくるかもしれない。
親の介護など、今はまだ想像できないライフステージの変化も待っているはずです。
でも、そんな未来の不安に飲み込まれすぎず、「今、家族みんなが元気に過ごせている」ことを素直に大切にしていきたい。最近はそんなふうに感じています。


今ある幸せに目を向ける

ふと思い返すと、実は今の暮らしは、私が子どもの頃に思い描いていた「叶えたかった家族像」そのものなのかもしれません。

家族で一緒にごはんを食べて、旅行にも行って、行事には夫婦で必ず参加して、実家にも年に数回帰省して、地域にも少しずつ馴染んできた。
子どもも私たち夫婦も、大きな病気をせずに元気でいられている。
今が当たり前のように感じるけれど、実はこの「今ある日常」こそが何よりの幸せなんだと気づきました。


心の家計簿、これからも育てていこう

家計はもちろん「数字」が大切な部分もあります。
でも私は今、数字だけじゃなく「心の家計簿」も大事にしていきたいと思っています。

どれだけ家計に貢献しているかを数字だけで測るんじゃなくて、
家族みんなの笑顔や心の余裕も、家計の中の“価値”として数えてあげたい。

専業ママでも、今の私たちなりの形で、しっかり家族を支えている。
これからも焦らず、自分たちのペースで心の家計簿を育てていこうと思います。

maru

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